2025年03月27日
インターリービング学習
たまには勉強方法の内容でも書きます
社会人が勉強する際によく使われる勉強方法に「インターリービング学習」というのがあります
僕も資格試験の勉強する際は意識してますが、ある程度勉強に慣れてる人は無意識のうちにやってる事だと思う
内容は、簡単に言うと『複数の科目を交互にやった方が効率良いよ』ってこと
例えば、『今日は一日中「英語」だけ、明日は一日中「数学」だけ』、って勉強するよりも『「英語」「数学」を1時間づつ交互に勉強してそれを二日続ける』方が記憶の効率が良いのだとか
何か、複数の内容をやる事で脳が混乱して「大事な事」だと錯覚するみたいです
漫画「ドラゴン桜」にも似たような事書いてありましたね
私立大学みたいに入試科目が少ない方が勉強しにくいって
実際大学受験のデータでも、入試科目を減らしたからといっても、その分成績上がるのかというと意外と変わらない場合が多いそうです
まとめ:勉強はバランスが大事
社会人が勉強する際によく使われる勉強方法に「インターリービング学習」というのがあります
僕も資格試験の勉強する際は意識してますが、ある程度勉強に慣れてる人は無意識のうちにやってる事だと思う
内容は、簡単に言うと『複数の科目を交互にやった方が効率良いよ』ってこと
例えば、『今日は一日中「英語」だけ、明日は一日中「数学」だけ』、って勉強するよりも『「英語」「数学」を1時間づつ交互に勉強してそれを二日続ける』方が記憶の効率が良いのだとか
何か、複数の内容をやる事で脳が混乱して「大事な事」だと錯覚するみたいです
漫画「ドラゴン桜」にも似たような事書いてありましたね
私立大学みたいに入試科目が少ない方が勉強しにくいって
実際大学受験のデータでも、入試科目を減らしたからといっても、その分成績上がるのかというと意外と変わらない場合が多いそうです
まとめ:勉強はバランスが大事
2018年11月08日
宿題を出さずに勉強習慣をつける
前回の続き
塾講師の永遠の課題として、『生徒がどうすれば家で勉強するのか?』というのがあります
塾に来てると言っても、中学生なら週に5時間程度、高校生のうちの塾だと1コマなら週90分だけです
自習を除くと、全体の時間からすれば塾に来てる時間など微々たるもの
だから塾だけでいくら頑張っても、家や学校で全く勉強しないようなら成績が上がる事はないでしょう
(塾だけで合格できる秀才なら、そもそも塾には通っていないでしょうし)
だから多くの場合は宿題を出して勉強させようとするのが自然な流れです
そこで僕は考えました、宿題を出さなくても家で勉強するようになる方法を
結論からいいますと、『ツァイガルニク効果』です
ツァイガルニク効果については過去にも書きましたココ
何と言うか、今までは授業で10教えていたところを7~8くらいにした感じでしょうか
1から10まで全てを教えるのが良い授業だと以前は思っていて(実際に良い授業かもしれないけど)、そうすると満足して自分から勉強しなくなるのじゃないかと感じるようになったのです
「あれ?俺ってコレできるんじゃね?」「できそうだからちょっと問題やってみたいかな」「今ならできそうだからもうちょと似たような問題解いてみたいな」と思うところで止める
そうすると意外と宿題になってなくてもやってきたりします
あと、全てすらスラスラ解けないことも重要かもしれない
何言ってんだ!全部スラスラできた方が良いに決まってるだろ!と思うかもしれませんが、自分から勉強を始めてできない問題があった場合は簡単に諦めないでしょ
それが「考える力」や「自主性」を生み、結果『勉強習慣』に繋がると思ってるのです
ところが同じ問題でも、宿題のように“人からやらされたもの”の場合は簡単に諦めてしまったりする
もちろん授業でどこまで教えればいいのかは講師のセンスになるでしょう
教えなかったらわからないし、教えすぎたら満足してやらないからです
僕自身も未だに試行錯誤してるのですが、少人数のメリットを活かして“生徒の様子を見て授業内容を変える”というスキルが身についてきたので、それなりにうまくいってるのではないかと思ってます
そう言えば、たまに勉強に来てる中学生の子たちも、ちゃんと勉強してるみたいでドンドン成績良くなってるのが嬉しい
塾講師の永遠の課題として、『生徒がどうすれば家で勉強するのか?』というのがあります
塾に来てると言っても、中学生なら週に5時間程度、高校生のうちの塾だと1コマなら週90分だけです
自習を除くと、全体の時間からすれば塾に来てる時間など微々たるもの
だから塾だけでいくら頑張っても、家や学校で全く勉強しないようなら成績が上がる事はないでしょう
(塾だけで合格できる秀才なら、そもそも塾には通っていないでしょうし)
だから多くの場合は宿題を出して勉強させようとするのが自然な流れです
そこで僕は考えました、宿題を出さなくても家で勉強するようになる方法を
結論からいいますと、『ツァイガルニク効果』です
ツァイガルニク効果については過去にも書きましたココ
何と言うか、今までは授業で10教えていたところを7~8くらいにした感じでしょうか
1から10まで全てを教えるのが良い授業だと以前は思っていて(実際に良い授業かもしれないけど)、そうすると満足して自分から勉強しなくなるのじゃないかと感じるようになったのです
「あれ?俺ってコレできるんじゃね?」「できそうだからちょっと問題やってみたいかな」「今ならできそうだからもうちょと似たような問題解いてみたいな」と思うところで止める
そうすると意外と宿題になってなくてもやってきたりします
あと、全てすらスラスラ解けないことも重要かもしれない
何言ってんだ!全部スラスラできた方が良いに決まってるだろ!と思うかもしれませんが、自分から勉強を始めてできない問題があった場合は簡単に諦めないでしょ
それが「考える力」や「自主性」を生み、結果『勉強習慣』に繋がると思ってるのです
ところが同じ問題でも、宿題のように“人からやらされたもの”の場合は簡単に諦めてしまったりする
もちろん授業でどこまで教えればいいのかは講師のセンスになるでしょう
教えなかったらわからないし、教えすぎたら満足してやらないからです
僕自身も未だに試行錯誤してるのですが、少人数のメリットを活かして“生徒の様子を見て授業内容を変える”というスキルが身についてきたので、それなりにうまくいってるのではないかと思ってます
そう言えば、たまに勉強に来てる中学生の子たちも、ちゃんと勉強してるみたいでドンドン成績良くなってるのが嬉しい
2017年10月02日
勉強に役立つ心理学(ラベリング効果)
『ラベリング効果』とは、「あなたって○○だよね」と決めつける(ラベリングする)と本当にそのようになる、という理論
〔例〕
「あなたはA型だから几帳面ね」と言われて本当に几帳面になる
基本的に、このラベリングはあまり良くない意味で使われる事が多いです
「女は結婚して子供を産むべきだ」とか、子供に「あなたって本当にダメな子ね」とか言うと、自己嫌悪におちいったりします
これを勉強に活かしてみます
例えば計算を間違った子に、「いつも計算間違ってばかりだな」「注意力が無いな」とか言うと本当に注意力が無くなって、いつも間違える人になってしまいます
そこで言い方を変えて
「(間違ったけど)丁寧にやってるな」
「(間違ったけど)途中までは良くできてるな」
「難しい問題なのに(間違ったけど)最後までできたな」
と言えば、少なくとも丁寧に最後までやる子にはなるかもしれません
まぁそれにプラスして「解いた後でもう一度見直してみよう」とかも必要となるんでしょうけど
とにかく「お前はできない」とか「ダメな子」とか決めつけないのが重要です
・・・と言っておきながら
自分がちゃんとそうやって出来てるかと言われれば微妙である
生徒が間違ったら「ほらまた間違ってー」と言ってる気もする
なので自分への戒めのために書いてみました
〔例〕
「あなたはA型だから几帳面ね」と言われて本当に几帳面になる
基本的に、このラベリングはあまり良くない意味で使われる事が多いです
「女は結婚して子供を産むべきだ」とか、子供に「あなたって本当にダメな子ね」とか言うと、自己嫌悪におちいったりします
これを勉強に活かしてみます
例えば計算を間違った子に、「いつも計算間違ってばかりだな」「注意力が無いな」とか言うと本当に注意力が無くなって、いつも間違える人になってしまいます
そこで言い方を変えて
「(間違ったけど)丁寧にやってるな」
「(間違ったけど)途中までは良くできてるな」
「難しい問題なのに(間違ったけど)最後までできたな」
と言えば、少なくとも丁寧に最後までやる子にはなるかもしれません
まぁそれにプラスして「解いた後でもう一度見直してみよう」とかも必要となるんでしょうけど
とにかく「お前はできない」とか「ダメな子」とか決めつけないのが重要です
・・・と言っておきながら
自分がちゃんとそうやって出来てるかと言われれば微妙である
生徒が間違ったら「ほらまた間違ってー」と言ってる気もする
なので自分への戒めのために書いてみました
2016年12月04日
勉強に役立つ心理学(ピーク・エンドの法則)
たまには勉強に役立ちそうなことも書いてみよう
こんな実験があります
ア:かなりうるさい音を16秒聞かせる
イ:かなりうるさい音を16秒聞かせた後、少しうるさい音を8秒聞かせる
このアとイのうち、より不快に感じるのはどちらだったでしょうか?
もちろんイだと思うでしょ、だって少しとは言っても余分に8秒うるさい音聞かせるわけだから
でも結果はアの方が不快に感じるそうなんですね
この実験のミソは、“後で聞かせる音の方が少しマシ”という点
つまり、全体的に苦しみが大きくても、最後の部分が“少しマシ”なら苦しみが小さく感じられるということ
これを『ピーク・エンドの法則』と言います
はい、じゃこれを勉強に利用してみましょう
勉強するときに、最後が苦手科目で終わってしまうと、エンドが苦手科目なので全体的に不快(疲れる)になってしまうわけです
でも苦手科目の後に少しでも得意科目(できること)をやって終わることで、全体的によりよい感じで終わることができるわけです
そうすると、次に勉強を始めるときにもスムーズに始めることができますね
映画でも「ピーク」と「ラスト」が良ければいい映画ってことになるし、ホテルや旅館でも朝食に力を入れるのは、ホテルを去る最後の食事(エンド)が朝食だからですね
他にもこの法則を利用したものって結構あるので、自分でも工夫して勉強してみてねー
こんな実験があります
ア:かなりうるさい音を16秒聞かせる
イ:かなりうるさい音を16秒聞かせた後、少しうるさい音を8秒聞かせる
このアとイのうち、より不快に感じるのはどちらだったでしょうか?
もちろんイだと思うでしょ、だって少しとは言っても余分に8秒うるさい音聞かせるわけだから
でも結果はアの方が不快に感じるそうなんですね
この実験のミソは、“後で聞かせる音の方が少しマシ”という点
つまり、全体的に苦しみが大きくても、最後の部分が“少しマシ”なら苦しみが小さく感じられるということ
これを『ピーク・エンドの法則』と言います
はい、じゃこれを勉強に利用してみましょう
勉強するときに、最後が苦手科目で終わってしまうと、エンドが苦手科目なので全体的に不快(疲れる)になってしまうわけです
でも苦手科目の後に少しでも得意科目(できること)をやって終わることで、全体的によりよい感じで終わることができるわけです
そうすると、次に勉強を始めるときにもスムーズに始めることができますね
映画でも「ピーク」と「ラスト」が良ければいい映画ってことになるし、ホテルや旅館でも朝食に力を入れるのは、ホテルを去る最後の食事(エンド)が朝食だからですね
他にもこの法則を利用したものって結構あるので、自分でも工夫して勉強してみてねー
2016年02月01日
勉強に役立つ心理学(学習性無気力感)
久しぶりにこのカテゴリを書いてみよう(忘れていたわけではなくネタが無いのです)
「学習性無気力感」
ウィキぺディアによりますと『学習性無力感とは、長期にわたってストレスの回避困難な環境に置かれた人や動物は、その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという現象』とある
わかりやすく言うと、何度も失敗を繰り返すと、たとえ簡単に成功できることでもやらなくなってしまうということ
いわゆる“負け癖がつく”ってやつです
これは最近特別支援学級とかでも問題になってて
特別支援学級は教師との1対1での授業になりがちであるため、学習成果をほかの場で発揮する機会も相応に制限されてしまい、こういった状態で失敗を繰り返すと勉強しても無駄だと考えてしまうのです
この事は塾でも例外ではない
例えば小テスト
毎回塾で小テスト等をやるとこは多いとおもうけど、これもやり方を間違うと逆効果になるわけ
例え小テストでも毎回不合格で追試や居残りになると、それを繰り返す事で合格する能力があってもやらなくなってしまうわけです
つまり毎回の小テストで『無気力感』を学習してしまうのです
この辺はテストをやる側のセンスの問題もあるだろう
俺は小テストをやらないのだけど、もしやるならこの『学習無気力感』にならないような方法を取る
大学生で塾のバイトとかしてる子は聞いてくれれば教えるからね
日本社会でニートが増加したのは、かつての就職超氷河期で面接で落とされ続けて、意欲を失った若者が増加したからとも言われています
お、恐ろしい・・・
「学習性無気力感」
ウィキぺディアによりますと『学習性無力感とは、長期にわたってストレスの回避困難な環境に置かれた人や動物は、その状況から逃れようとする努力すら行わなくなるという現象』とある
わかりやすく言うと、何度も失敗を繰り返すと、たとえ簡単に成功できることでもやらなくなってしまうということ
いわゆる“負け癖がつく”ってやつです
これは最近特別支援学級とかでも問題になってて
特別支援学級は教師との1対1での授業になりがちであるため、学習成果をほかの場で発揮する機会も相応に制限されてしまい、こういった状態で失敗を繰り返すと勉強しても無駄だと考えてしまうのです
この事は塾でも例外ではない
例えば小テスト
毎回塾で小テスト等をやるとこは多いとおもうけど、これもやり方を間違うと逆効果になるわけ
例え小テストでも毎回不合格で追試や居残りになると、それを繰り返す事で合格する能力があってもやらなくなってしまうわけです
つまり毎回の小テストで『無気力感』を学習してしまうのです
この辺はテストをやる側のセンスの問題もあるだろう
俺は小テストをやらないのだけど、もしやるならこの『学習無気力感』にならないような方法を取る
大学生で塾のバイトとかしてる子は聞いてくれれば教えるからね
日本社会でニートが増加したのは、かつての就職超氷河期で面接で落とされ続けて、意欲を失った若者が増加したからとも言われています
お、恐ろしい・・・
2013年07月20日
勉強に役立つ心理学(ホーソン効果)
ホーソン効果とは、『人は一般に注目されることを好み、特別な扱いを受けると、さらに効果を上げようとする傾向がある』というもの
簡単に言うと、人から見られていると感じることで効果を上げるということ
「観客効果」と似てるが、“誰に”見られているか?というのが関係してるとこが違う
例としては、無駄遣いをする人がお金使いの堅実な人と一緒だと無駄遣いしなくなるとか
禁煙したい人が禁煙に成功した人と一緒にいると成功率が上がるとかである
ことわざで言う『朱に交われば赤くなる』『類は友を呼ぶ』ってところか
ではコレを勉強に生かすのはどうすればいいのか?
それは簡単な話で、自分の理想(目標)とする人と勉強すればいい
少なくても、自分と同等かそれ以上の学力を持つ人の側で勉強する
自分より格上の人に見られているという意識が、勉強に対する向き合い方を変えるのである
なお、これは塾を選ぶ際にも言えることで
自分より勉強のできない人が集まってる塾に入っても効果は薄い
どうせやるならレベルの高い中でやった方が進歩も早いよね
俺が塾生を選んで入れる理由のひとつでもある
簡単に言うと、人から見られていると感じることで効果を上げるということ
「観客効果」と似てるが、“誰に”見られているか?というのが関係してるとこが違う
例としては、無駄遣いをする人がお金使いの堅実な人と一緒だと無駄遣いしなくなるとか
禁煙したい人が禁煙に成功した人と一緒にいると成功率が上がるとかである
ことわざで言う『朱に交われば赤くなる』『類は友を呼ぶ』ってところか
ではコレを勉強に生かすのはどうすればいいのか?
それは簡単な話で、自分の理想(目標)とする人と勉強すればいい
少なくても、自分と同等かそれ以上の学力を持つ人の側で勉強する
自分より格上の人に見られているという意識が、勉強に対する向き合い方を変えるのである
なお、これは塾を選ぶ際にも言えることで
自分より勉強のできない人が集まってる塾に入っても効果は薄い
どうせやるならレベルの高い中でやった方が進歩も早いよね
俺が塾生を選んで入れる理由のひとつでもある
2012年12月01日
勉強に役立つ心理学(ツァイガルニク効果)
人間の記憶は、「達成された課題よりも、達成されなかった課題や中断している課題の方が記憶に残りやすい」
これが“ツァイガルニク効果”と呼ばれている現象である
つまりは、『成功よりも失敗の方がよく覚えてる』ってこと
恋愛でもうまくいった方よりも失恋の方が記憶に残ったりするよね、きっと
勉強を例に取ると、試験勉強などで頭にたたきこんだ知識を、試験が終わるときれいさっぱり忘れてしまった・・・という現象がそれにあたる
目的が達成される(テストが終わる)ことによって、記憶が忘却してしまうんですね
なぜこんな事が起こるのかというと、目的を達成し、そのことを忘れることでまた次の新たな課題に向かっていく必要があるため、このような現象が起こる・・・のだと勝手に解釈してる
さて、ではこれを勉強に活かす方法を考えてみよう
この“ツァイガルニク効果”は、逆に考えると、“うまくいかない”ことを繰り返すことによって、強く記憶に残すことができるとも言えますね
数学なんかで解けなかった問題を何回も解く
2度3度とやっても解けなかった問題は、一度で解けた問題よりも記憶に残るはずだ
つまり、できなかった問題は必ず繰り返しやることで一度で解けた問題よりもむしろ得意になる可能性だってあるわけ
他にも模試なんかも利用できる
模試は普通の授業よりも緊張感のある状況でテストを受けているから、解けなかった問題はそれだけで通常よりも記憶に残っていると考えられる
この問題を覚えているうちに復習するのは効果も高いと考えられる
(ただし復習するレベルにあれば、の話)
結局のところ「解けなかった問題を復習する」という当然の事が効果的って心理学的にも言えるってことですね
これが“ツァイガルニク効果”と呼ばれている現象である
つまりは、『成功よりも失敗の方がよく覚えてる』ってこと
恋愛でもうまくいった方よりも失恋の方が記憶に残ったりするよね、きっと
勉強を例に取ると、試験勉強などで頭にたたきこんだ知識を、試験が終わるときれいさっぱり忘れてしまった・・・という現象がそれにあたる
目的が達成される(テストが終わる)ことによって、記憶が忘却してしまうんですね
なぜこんな事が起こるのかというと、目的を達成し、そのことを忘れることでまた次の新たな課題に向かっていく必要があるため、このような現象が起こる・・・のだと勝手に解釈してる
さて、ではこれを勉強に活かす方法を考えてみよう
この“ツァイガルニク効果”は、逆に考えると、“うまくいかない”ことを繰り返すことによって、強く記憶に残すことができるとも言えますね
数学なんかで解けなかった問題を何回も解く
2度3度とやっても解けなかった問題は、一度で解けた問題よりも記憶に残るはずだ
つまり、できなかった問題は必ず繰り返しやることで一度で解けた問題よりもむしろ得意になる可能性だってあるわけ
他にも模試なんかも利用できる
模試は普通の授業よりも緊張感のある状況でテストを受けているから、解けなかった問題はそれだけで通常よりも記憶に残っていると考えられる
この問題を覚えているうちに復習するのは効果も高いと考えられる
(ただし復習するレベルにあれば、の話)
結局のところ「解けなかった問題を復習する」という当然の事が効果的って心理学的にも言えるってことですね
2012年11月14日
勉強に役立つ心理学(ロミオとジュリエット効果)
「ロミオとジュリエット効果」は、よく恋愛の心理学として挙げられることが多いけど、一般的には
特定の目的を持っている場合、障害があった方が逆にその障害を乗り越えて目的を達成しようとする気持ちが高まる心理現象
のことを言う
恋愛で言うと、“周囲に祝福された恋愛より、反対された恋愛の方がお互いの感情が強まる”ような例が挙げられる
これを勉強で当てはめてみよう
『障害があった方が逆にその障害を乗り越えて目的を達成しようとする』とはつまり
周りから無理と思われるような目標をあえて立ててしまえばいい
少し頑張れば達成できる目標だと、人間は案外サボってしまう
相当頑張らないといけない目標を作って、あえて自分を追い込むわけだ
もちろん目標だけでなく、実際に努力もするのだけど
俺が宅浪してた頃、周囲からは「予備校にも行かないで合格できるわけない」「一人で勉強したって続かない」などとよく言われた
でもそれが俺のモチベーションになっていたのもまた事実
実際、予備校に通うメリットも多かったのだろうけど、でも結果的には有意義な受験勉強ができたと思う
一つ気をつけなければいけないのは、親や教師があえて「お前には無理だ!」というのは危険だということだ
周囲の一般人に「無理だ!」とか言われた場合は余計に燃えるだろうが
身近な人に言われるのはまた少し違うと思うし
特定の目的を持っている場合、障害があった方が逆にその障害を乗り越えて目的を達成しようとする気持ちが高まる心理現象
のことを言う
恋愛で言うと、“周囲に祝福された恋愛より、反対された恋愛の方がお互いの感情が強まる”ような例が挙げられる
これを勉強で当てはめてみよう
『障害があった方が逆にその障害を乗り越えて目的を達成しようとする』とはつまり
周りから無理と思われるような目標をあえて立ててしまえばいい
少し頑張れば達成できる目標だと、人間は案外サボってしまう
相当頑張らないといけない目標を作って、あえて自分を追い込むわけだ
もちろん目標だけでなく、実際に努力もするのだけど
俺が宅浪してた頃、周囲からは「予備校にも行かないで合格できるわけない」「一人で勉強したって続かない」などとよく言われた
でもそれが俺のモチベーションになっていたのもまた事実
実際、予備校に通うメリットも多かったのだろうけど、でも結果的には有意義な受験勉強ができたと思う
一つ気をつけなければいけないのは、親や教師があえて「お前には無理だ!」というのは危険だということだ
周囲の一般人に「無理だ!」とか言われた場合は余計に燃えるだろうが
身近な人に言われるのはまた少し違うと思うし
2012年11月08日
勉強に役立つ心理学(アンダーマイニング効果)
『アンダーマイニング効果』とは、内面的な動機に対して外的動機づけを行うとモチベーションが下がることを言う
よくわからないと思うので例を
ある子がテスト前で自発的に(これを内面的な動機と言う)勉強していたとします
そしてそれを見たお父さんが、「お、頑張ってるな。じゃ今度のテストで成績が上がったら1000円やるぞ!」(これは外的動機づけ)と言いました
すると反対に子供のやる気がなくなってしまうような現象です
やる気が無くならないにしても、このような場合次からもお金を貰わないと勉強なくなっていく可能性が高い
しかも前回より多い金額でないとモチベーションも上がらない
これは何もその子がお金に執着してるからでなく
内的動機(自発的な行動)は外的動機(報酬など)に取って代わりやすいため誰にでも起こることです
よく、「成績が上がったら〇〇買ってあげる」だの、モノで釣って勉強させようとする親も多いが、これは教育的には絶対やってはいけないことである
こんなのが通用するのはせめて中学生の定期テスト程度であって、大学受験ともなればその程度のモチベーションでは続かない
「〇〇買ってあげる」ってのは最も簡単に勉強させる方法だが、それに対する副作用も甚大だということを認識してる人は少ない
親だったら何のために勉強が必要なのかを子供に教える必要があるし、それを面倒がったらいけない
そもそも、内的動機(自発的)の方が集中力も高く、良い結果を出すと言われているわけで
さっきの例で言うと、お父さんは何も言わずに見守るのが正解
よくわからないと思うので例を
ある子がテスト前で自発的に(これを内面的な動機と言う)勉強していたとします
そしてそれを見たお父さんが、「お、頑張ってるな。じゃ今度のテストで成績が上がったら1000円やるぞ!」(これは外的動機づけ)と言いました
すると反対に子供のやる気がなくなってしまうような現象です
やる気が無くならないにしても、このような場合次からもお金を貰わないと勉強なくなっていく可能性が高い
しかも前回より多い金額でないとモチベーションも上がらない
これは何もその子がお金に執着してるからでなく
内的動機(自発的な行動)は外的動機(報酬など)に取って代わりやすいため誰にでも起こることです
よく、「成績が上がったら〇〇買ってあげる」だの、モノで釣って勉強させようとする親も多いが、これは教育的には絶対やってはいけないことである
こんなのが通用するのはせめて中学生の定期テスト程度であって、大学受験ともなればその程度のモチベーションでは続かない
「〇〇買ってあげる」ってのは最も簡単に勉強させる方法だが、それに対する副作用も甚大だということを認識してる人は少ない
親だったら何のために勉強が必要なのかを子供に教える必要があるし、それを面倒がったらいけない
そもそも、内的動機(自発的)の方が集中力も高く、良い結果を出すと言われているわけで
さっきの例で言うと、お父さんは何も言わずに見守るのが正解
2012年11月06日
勉強に役立つ心理学(観客効果)
コレはシリーズ化してみよう
今後のために役立つ事もありそうなんで個人的なメモがわりにも
最初は『観客効果』
これは、人から見られることでやる気や能率がアップする現象のことを言う
例えばスポーツだと観客が多い試合の方がパフォーマンスが良くなるらしい
勉強に当てはめると、塾の自習室や図書館で勉強した方が捗るといったところか
実際、在宅でできるような仕事でもわざわざ会社に出社するのは、一人だと仕事の効率が上がらないからだとか
ただし注意点として、これはいつでも成り立つわけじゃない
モチベーションの高い時や、集中できている時なんかは一人の方が効率が良いこともある
やる気が出ない時や、テスト後なんかでモチベーションが下がっている時にこの『観客効果』を利用するのがいいだろう
今後のために役立つ事もありそうなんで個人的なメモがわりにも
最初は『観客効果』
これは、人から見られることでやる気や能率がアップする現象のことを言う
例えばスポーツだと観客が多い試合の方がパフォーマンスが良くなるらしい
勉強に当てはめると、塾の自習室や図書館で勉強した方が捗るといったところか
実際、在宅でできるような仕事でもわざわざ会社に出社するのは、一人だと仕事の効率が上がらないからだとか
ただし注意点として、これはいつでも成り立つわけじゃない
モチベーションの高い時や、集中できている時なんかは一人の方が効率が良いこともある
やる気が出ない時や、テスト後なんかでモチベーションが下がっている時にこの『観客効果』を利用するのがいいだろう